はじめに
本業をやめて、あらためて起業することは、経験・資金等を必要として大きなリスクを伴います。本業の安定した収入が得られる一方で、副業により収入が得られる事ができれば、これまで以上に生活が豊かになることでしょう。
そこで、今回は、「本業をしながら、経験・資金等のリスクを極限し、副収入を得る為にはどうするべきか?」を焦点としてブログを開設しようと思います。
私も勉強しつつ、毎回テーマを設定してブログを更新していこうと思います。ご意見等ありましたらどうぞよろしくお願いします。
最初のテーマは「副収入を得るためのアイディア」です。
副収入を得るためのアイディア
アイデアは天から降ってくるものではありません。潜在意識に働きかけても、実のあるアイディアが構築されるものでもありません。
アイデアは、問題認識の解決策とも言われます。
素晴らしいアイディアを出す為には方法があります。以下に、アメリカ合衆国の実業家ジェームズ・W・ヤングが1940年に著した書籍を紹介します。原著の初版は途中改訂はしたものの、数十年間売れ続けている知的発想法のロングセラーです。
『アイデアのつくり方』(アイデアのつくりかた、A Technique for Producing Ideas) です。
著者のヤングは広告代理店の仕事を続ける中で新しいアイデアを継続的に生産し続ける必要がありました。その生産方法を公式化して発表したのが本書です。
◎アイデアが生まれる原理
1 アイデアとは既存の要素の組み合わせである。
2 既存の要素を組み合わせて新しいものを作りだす才能は、事物の関連性を見つけ出そうとする心の働きに依存することが大きい。
後者の才能は訓練で向上させることが可能である。ヤングは訓練の方法として、社会科学の書籍を読むことを勧めている。
◎アイデアを作る方法
アイデアは5つの段階を経過して作られる。各段階は関連しているので、一定の順序で進むこと、先行する段階を完了するまで次の段階に進まないことが大切である。
① 情報材料の収集
アイデアは既存の要素の組み合わせなので、アイデアの材料を収集すればするほど、新しい組み合わせを作る可能性も高くなる。
② 情報材料の咀嚼(そしゃく)
収集した材料を組み合わせ、そこから関係性を見出そうと努力してみる。
③ ゆっくり待つ(潜在意識によるアイディア構築)
アイデアを作ることを完全に放棄し、音楽や映画といった自分の想像力や感情を刺激するものに心を移す。無意識の心が勝手に材料を組み合わるようにまかせる。
④ 閃きの瞬間
アイデアは、アイデアを探し求める心の緊張を解き、休息とくつろぎのひとときを過ごした後に必ずやってる。
⑤ アイデアのチェックと改善
生まれたアイデアが現実世界に適合するのか検証する必要がある。アイデアに手を加えて現実世界に適合させようとしたり、理解のある人たちに批判を仰いでもらったりすると、良いアイデアは自ら発展する。
最後に、この貴重な公式を惜しみなく公表する理由を著者は次のように述べている。
第一は、この公式は、説明すればごく簡単なので、これを聞いたところで実際に信用する人はまず僅かしかいないということ。第二は、説明は簡単至極だが実際にこれを実行するとなると最も困難な種類の知能労働が必要なので、この公式を手に入れたといっても、誰もがこれを使いこなすというわけにはいかないということである。